この電池の単元では、従来、以下のような計画をしていました。
後ろ向き授業
1 ボルタ電池の実験を行う(演示実験または生徒実験)
2 電池の仕組みについて、教師が説明を行う。
3 果物電池でも電池が流れることを実験で確かめさせる。
このような授業では、教師の「きれいな説明」によって生徒が受け身なまま授業が進み、疑問を解決したり、自分の考えを対話によってよりよいものに磨き上げたりすることはできません。今回の研究授業では、この単元を「前向き授業」に転換しました。
前向き授業
1 果物電池の実験を班で行い、疑問を出し合う。
2 前時の疑問から、3つの実験を行う。生徒は、自分の疑問に応じて
1つの実験を選ぶ。(エキスパートグループ)
実験A 金属板を組み合わせる実験+資料
実験B 電解質を変える実験+資料
実験C 電流が流れる方向を確かめる実験+資料
3 実験A〜Cの生徒が集まり、電池の仕組みについて対話しながら
考えていく。(ジグソーグループ)
4 より高い電圧を生み出す電池について考える。
大須賀中公開授業案_3A理科(神谷)_20160520.pdf実験資料.pdf授業写真は後日添付します。